皆さんこんにちは!すとりご(@strigo_blog)です!
今回はあの星野リゾートさんが営んでいる温泉宿である、界川治に宿泊してきました!
内容が盛りだくさんなので、この旅は前編と後編に分けてお送りしています!
前編をまだご覧になられていない方はそちらを先にご覧ください!
今回の後編でお送りしますのは、皆さんが一番の楽しみであろう温泉と食事です!
そもそも川治温泉とは
男鹿川と鬼怒川にはさまれた渓谷に位置する、江戸時代から大人気の温泉地です。
泉質はアルカリ性の単純泉で、怪我に対する効能があるとされています。
「傷は川治、火傷は滝(鬼怒川温泉のこと)」という言い伝えが残るほど、地元の方はもちろん旅人や湯治に来る方に大人気の温泉でした。
今は日本全国各地に良い温泉があるため温泉以外の魅力が少ない川治は影が薄くなりつつあるが、それでも豊かな自然や美味しい食べ物等、山のような魅力があります。
余談ですが川治温泉には「おなで石」という見た目がちょっとアレな石が祀られているので、川治に行った際には探してみてください(笑)
界川治の名物、温泉へレッツゴー!
さて、いよいよ界といえばの温泉に行きます!
(許可がもらえたなら写真を撮りまくりたかったですが…残念)
まずはかけ湯です!(画像はありません(-_-;))
かけ湯と言えば普通のお湯のことが多いですが、ここ界川治ではかけ湯が源泉!
最高です!最後にかけ湯を浴びて汗を流し、同時に温泉の効果で体温が冷めにくくなりますね。
さて次は内湯!
これが本当にもう…最高です!
どこが最高かと申しますと、内風呂のどこの部分にいつ入っても適温ということです!
もちろん温泉の効果もあり、身体はポカポカで心からリラックス。
加えてちょうどいい温度でずっと入っていたくなってしまいます~
内風呂で身体がポカポカになった後は露天風呂です!
露天風呂は岩風呂と木のお風呂の二種類があり、先に木のお風呂に入りました。
なんで界川治は露天風呂という温度調整が難しいお風呂でも適温を保てるのでしょうか…?
適温のお風呂、浴槽から漂う木の香り、晴れ渡る空に禿げかけの山(?)と、温泉が気持ちよくなるスパイスしかありません。
続いて岩風呂です。
言うまでもなく適温of適温でした。
ごつごつしている岩ですが、椅子代わりになるものもたくさんあり、自然を眺めながらゆっくり半身浴ができます。
あと男風呂だけかもしれませんが、屋根の端に行くと思いっきり客室のベランダが見えます。
ちょい恥ずかしいです。
ちなみに岩風呂には前編でもあったひょうたんライトが飾られており、夜になると写真のように綺麗に点灯します。
この幻想的な雰囲気で入る温泉も乙なので、宿泊したらぜひ入ってみてください!
ちなみに通常時ならサウナもあるのですが、現在コロナ対策で休止中です…
そろそろ解放してほしい…
お風呂で気持ちよく汗を流したら、ドリンクコーナーでハトムギ茶や手作りポカリ(正式名称は忘れました)を飲んで休みましょう。
アイスも一人一本無料で食べれるそうです!
さて、温泉をたっっっっぷり楽しんだところで、いよいよ夕食、特別懐石です!
ワクワクが止まりませんね!
界川治の里山三彩しゃぶしゃぶ特別懐石(夕食)
19時からの時間で予約していたのですが、宿泊者が選べる夕食の時間が17時半と19時の2つしかないこともあり、めっちゃ混んでました(-_-;)
ですがそこはさすがの星野リゾートのスタッフ。
みるみる内にお客様をさばいていき、あっという間に席に案内されました。
テーブルにセットされたこのお品書き、見るだけで毎回テンション上がってしまいます(笑)
ちなみにお品書きは毎回欠かさず持って帰っています!
先付
まずは先付です。
白干瓢のてまり寿司と、黒干瓢のクリームチーズ包みです。
ここで意外にも、「よろしければ黒干瓢のほうからお召し上がりください」とスタッフさんから言われました!
黒干瓢とクリームチーズって味が濃そうだから、この後のてまり寿司の味がわからなくなるんじゃ…と思いながら恐る恐る食べてみると…
美味しい!!(涙)
クリームチーズはあっさりとしており、そこにコリコリした小気味よい歯ごたえであり、以外にも薄味の干瓢がベストマッチ!
食べ終わると口の中が意外にもサッパリ!なぜなのだろうか…?
こんな美味しいものを食べてお酒を飲まずにいられるか!ということでお酒を一口。
干瓢とチーズにお酒がマッチし、ほのかな干瓢の香りを口の中で広げて最高のマリアージュ…
その後にてまり寿司を食べると、干瓢のほのかな香りとほのかに味付けされた甘味。
それとすし飯がとてもよく合い、干瓢をよく噛むことでお米の甘さも引き立ち、これまた最高のお寿司。
お酒が進んでしまう…
この二つを食べ終わると、むしろ食事前より空腹になっており、先付の役目としては最高レベルでした!
椀物
さてお次は椀物である、蛤の真薯です。
真薯とは、魚や貝をすりつぶして卵白や山芋と合わせて火を通した料理で、滑らかなムースのような触感が特徴です。
そこにそら豆のかき揚げとわかめを添えたこの一品。果たしてお味の方はどうなのでしょうか。
うまい!!(涙)
これ以上無いってくらい滑らかな蛤真薯。
一口食べるとスーッと口の中に滑らかさが広がり、そこに優しい蛤のうま味とお出汁の風味が口いっぱいに満たされます。
そら豆のかき揚げもサクサクで力強い香りとうま味があり、わかめも分厚くコリコリ。
滑らかな蛤真薯と見事な対比になっていました!
お出汁も美味しすぎて一滴残らず飲み干しましたよ!
宝楽盛り(八寸、おつくり、酢の物)
さてお次は全国の界でよく見られる宝楽盛りです。
八寸として湯葉と小柱の木の芽和え、菜の花の利休和え(胡麻みそ和えのイメージ)、コブ締め鯛の棒寿司、合鴨ロース、じゅんさい、ゴマ豆腐の香煎揚げ、エビの黄身寿司
お造りとして鱒とローストビーフ、刺身湯葉
あと酢の物が載っています。
右下にある二種類のタレは、片方が醤油。
もう片方はなめたけをペーストにしたものだそうです!👀
少し酸味があり、濃くと塩味が微かにある変わった味でした。
ちなみに味はどれも絶品…
全部に関して感想を書くとすごい文字数になるので、特にお気に入りのものだけ紹介しますと、
3位 刺身湯葉
栃木名産の一つである刺身湯葉。
滑らかな舌触りとしっかりした大豆の香り、そして濃厚な大豆のうま味が口いっぱいに広がります…
酒が最高に合いますね!🍶
2位 海老の黄身寿司
星野リゾートの界でよく見るこちらのメニュー。
界川治でもやはりでてきました。
裏ごしした玉子の黄身を味付けし、ごはんの代わりにして海老と合わせてお寿司にしたものですが、これがなんとまあ絶品!
黄身の濃厚な味と塩ゆでされた海老のうま味が口の中で暴れまわりますが、ほのかに効かせたお酢によって以外にも重くない印象。
酒とめっっっちゃよく合います!🍶
1位 ゴマ豆腐の香煎揚げ
今回の宝楽盛りで1位に輝いたのは、ゴマ豆腐の香煎揚げでした!
和食でお馴染みのゴマ豆腐にあられ(だった気がする)をまぶし、油でカラッと揚げた料理です。
外側は揚げたあられがザクザクとした食感であり、中はゴマ豆腐の濃厚なお味が…
お酒に(ry
揚げ物
揚げ物として出てきたのは、白魚の四彩揚げ、鶏の最中射込み揚げ、こごみとうどの天ぷらでした。
白魚の四彩揚げは白魚のすり身にカラフルなあられをまぶして揚げたもので、なめらかでふわふわなはんぺんのような食感の白魚にカリカリとした衣が心地よかったです。
鶏の最中射込み揚げというのは初めて食べたのですが、鶏つくねを最中に詰めて揚げたもので、ジューシーでサクサク、うま味が強くてとても美味しかったです。
そして山菜の天ぷらですが、このうどの天ぷらが抜群に美味しかった!!!
栃木の豊かな自然あってのこの味なのでしょうか?
山菜の天ぷらは大好物なので毎年食べるのですが、過去一の天ぷらでした。😊
椀物2
椀物がもう一回きました。
今度は界名物の、えんどう豆と鶏つくねの葛よせです。
こちらは今までの界でも何回も出てきたのですが、出てくるたびに感動しています。
えんどう豆の風味が漂う周りのゼリー(?)に包まれる、うま味たっぷりジューシーな鶏つくね…
周りにかけられた美味しすぎるお出汁と合わせるとそれはまさに至福のひと時です。
これはぜひとも日本酒と合わせたいですね!
特別懐石の目玉!メイン、里山三彩しゃぶしゃぶ鍋と土鍋ごはん
さてさて、いよいよ特別懐石の目玉、しゃぶしゃぶのお時間です!
盛られているのはイノシシ肉、豚肉、牛肉。あとお野菜少しとしいたけでした。
まずイノシシ肉をぱくり。
イノシシ肉って硬くてちょっと臭いイメージがありましたが、全くそんなことは無かったです。
むしろ適度な歯ごたえを噛みしめるほど脂の甘味と肉の強い旨味がでてきて、肉食ってる感はぴか一でしたね。
とても美味しい…お米が進みます。
あ、お肉紹介の途中ですが、界ではこういった土鍋ごはんがでてきます。
鰆の西京焼きとタケノコを乗せた炊き込みご飯で、私の大好物です。
ちょっと量が多めに運ばれてきますが、スタッフの方に言えば余った分を夜食用としてお部屋に持ち帰れるようです!🙆♂️最高!
お肉紹介の続きです!
続いて豚を食べました。
しゃぶしゃぶの定番ですが、豚はやはり癖がなくて一番食べやすいです。
スーパーで買うものよりも柔らかく、脂がとにかく甘い。
なのにあっさりしているように感じるのが不思議でなりません。
最後に牛肉。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、綺麗な霜降り肉を極薄で切ったものでした。
うんまぁ…(*´༥`*)
美味すぎて語彙力が無くなるほど美味しかったです…
やっぱり牛が一番や…
甘未
食後のデザートは、界川治特製ミルクムースでした。
さっぱりしていて美味しかったです!
これで夕食は終了!
どれもこれも高水準なお味で、プラス料金を払って特別懐石にする価値はあると思います!!
個人的には宝楽盛りと椀物2(えんどう豆と鶏つくねの葛よせ)にはぜひともお酒を合わせてほしいですね。
しゃぶしゃぶにはお酒というよりもご飯!って感じでした(笑)
最高の温泉に入って最高の晩御飯を食べた後は、前編でも紹介した星野リゾート界にしかない、ふわくもスリープのベッドに入り、最高の睡眠をとりました😴
栃木のご当地朝食!鬼子蔵汁をいただきます!
一晩ぐっすりと眠り、朝風呂に入ってすっきりとしたら何やら空腹感が。
そう!朝ごはんのお時間がやってまいりました!
献立表や地域に伝わる、食事に関する説話を読んでいると、朝食が運ばれてきました!
なんと美しい…
これが噂の鬼子蔵汁です!
名前の印象とは対照的に、甘さがある優しいお味の汁物で、とても美味しかったです。
朝食プレートのこちらに玉子料理は「とばっちり」という食べ物らしく、かんぴょうやニラを包んだだし巻き玉子でした。
朝食テーブルには鬼子蔵汁ととばっちりが作られた経緯が書かれた説話があり、それを読んでから食べるとより一層楽しめますね!
朝食も全てが高水準で、大大大満足です!
(ごはん3杯おかわりしました)
この後は少し部屋でのんびりとし、お土産を見てチェックアウトです。
帰りの方法ですが、界川治に記載されている方法以外にオススメのものがあるので書いておきます。
帰りの方法のススメ
界川治のチェックアウトは12時。
こんな最高級な旅館、チェックアウトぎりぎりまで部屋にいたいし、チェックアウト過ぎてもロビーとかでのんびりしたいですよね?
しかしなんと、ダイヤ改正により、12時以降の有料特急じゃない電車は16時26分発と20時09分発のみ!
13時48分と15時43分の特急もありますが、追加料金で900円も多く払わねばなりません…
そんな時にオススメしたいのがバスです!
界川治を出て、坂を10秒ほど降りたところに「川治温泉」という停留所があり、そこから鬼怒川温泉駅までバスに乗っていくことができます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
しかもかかる料金は580円とまあまあ安い!(電車だと450円、特急だと1350円です)
こちらのバスも本数は少ないですが、13時40分というまあまあちょうどいい時間のバスがあります!
ちなみに私が乗った時は終点の鬼怒川温泉駅まで誰も乗ってこず、貸し切り状態でした(笑)
チェックアウトまでゆっくりし、館内でお茶を飲んだりお土産を見ているとちょうどいい時間になるので、ゆっくりしたい方にオススメの帰り方です!
ちなみに浅草に帰る時は特急乗れば一本で買えれるので迷わず特急一択ですね。
旅の感想
星野リゾート界川治。
食事、温泉、館内の雰囲気やスタッフの対応、全てが満点でした。
今まで色々な宿に泊まってきましたが、最高の宿でした。
とても交通の便が悪く、宿までたどり着くのがまあまあ大変ですが、本当に素晴らしい宿なので関東圏の方はぜひ一度泊まってみてはいかがでしょうか。
では、すとりごでした。
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