みなさんこんにちは!すとりご ( @strigo_blog )です!
皆さん、クロス取引って知っていますか?
クロス取引とは、信用売りと現物買いを同時に行うことで、損をすることなく株主優待がもらえる、魔法のようなテクニックなのです!
でも、こうも思うかもしれません。
株主優待は欲しいけど、信用取引は怖いって聞いたからやりたくないなぁ。
そんな、株主優待はお得に欲しいけど信用取引に慣れていなくて怖いと思っているそこのあなたに朗報です!
今からこの記事で、画像付きでわかりやすく、楽天証券でのクロス取引のやり方を説明していきます!
私は過去に何度もクロス取引を使って株主優待をお得にもらってきました!
よろしければこちらもお読みください。
(株)トリドールホールディングスから株主優待が届きました!【株主優待紹介】
もちろん、気を付けなければいけない点などもまとめて解説しますので、ぜひ最後までお読みください!
クロス取引のやり方をマスターして、お得に株主優待をもらおう!
クロス取引のメリット
少しの手数料を払うだけで株主優待が手に入ります!
通常の株主優待は10万円以上払って株を買い、権利付け最終日まで保有することでもらえるお礼の品です。
ですがこのクロス取引は、ものによっては数十円から数百円でカタログギフトやクオカードが手に入ります!錬金術みたいですね!
クロス取引の注意点
さて、そんな簡単でお得ならだれでもやってるよという話です。
クロス取引には注意しなければならないポイントがいくつか存在し、それをミスすると手数料で大きく損をしてしまう可能性もあります。
ですがご安心ください!
注意しなければならないポイントを細かく解説し、後半は初心者の方に向けて写真付きで方法を解説しています!
まずは注意点の説明です。
手数料が発生する
今回の信用売りは、一般信用と制度信用がある中で制度信用を利用します。
手数料は貸株料として年率1.1%です。
一日で現渡すれば(購入金額÷365)円分しかかからないので、こちらはほとんど無視してOKです。
制度信用を使うと逆日歩(ぎゃくひぶ)が発生することも
逆日歩には一応注意しておきましょう。
逆日歩とは信用売りの注文が多くなりすぎた時に特別に発生する手数料のようなもので、日により銘柄により異なります。
しかも値段は後日確定するという怖いシステムです…
余りに銘柄が売られすぎていると発生する手数料ですが、これは正直値段も発生するかもわからないので、こういう仕組みがあるということは頭に入れておいてください。
ちなみにこの逆日歩は制度信用にのみかかるもので、一般信用にはかかりません!
逆日歩を調べたい場合は、日本証券金融株式会社のホームページで見れます!
→逆日歩を調べるのならこちら!
配当金には注意
現物買いをしているので配当金はもらえるのですが、信用売りをした場合、配当金調整額というのを支払う必要があります。
これは私が過去に行ったアドバンスクリエイトのクロス取引の配当金の明細ですが、税引きされて1196円しか入ってきていないのに、配当金調整額として1270円支払っています。
まあこれは特定口座を利用していれば源泉徴収分として返ってくるので、最終的には損はしませんが、一時的に損をするということは覚えておきましょう。
詳しく説明しているページを載せておきますので、確認してみてください!
→SBI証券
auカプコム証券
在庫には注意
信用取引をする際に最も注意すべき点として、在庫が挙げられます。
楽天証券のiSPEEDでは、企業の市況情報のページに画像のような信用の在庫状況が載っていまして、そこの欄の制度信用に〇がついていたらオーケーです!
14日に〇がついていればさらにラッキーなのですが、14日の方は〇がついていても在庫が無い状況をたびたび見かけるので、ぬか喜びになるかもしれません…
法律的にはグレー
各証券会社で特集が組まれたり、説明ページがあることからもわかる通り、クロス取引は違法ではありません。
ですが法律的には株価を不正に操作する「仮装取引」と近い取引手法のため、ちょっとグレーな手法になっています。
証券会社側で仮装取引になりそうな注文にはエラーが出るようになっていますので、誤って仮装取引をしてしまう可能性はかなり低いですが、取引目的を聞かれる場合もありますので、留意しておきましょう。
代表的な証券会社のクロス取引の注意ページはこちら!
→楽天証券、SBI証券
クロス取引の手順(楽天証券の画像つき)
証券口座と共に信用口座を開設する
まずは証券口座の開設と、信用口座の開設をします。
誰でも気軽に開ける(…と言ったら語弊がありますが)証券口座とは違い、信用口座を開くためにはいくつかの条件をクリアする必要があります。
楽天証券の口座開設基準はこんな感じです。
基本的にはメアドがあるなり電話番号を持つなり、簡単な条件ですが、二つほど少しだけ大変な条件がありますね。
「一定以上の現物株式取引の投資経験がある」と「金融資産が100万円以上である」です。
「え~めんどくさ!」とおもうかもしれませんが、これも皆さんを守るためなのです。
信用取引というのは大きなお金を簡単に扱えるためリターンが大きいですが、その分リスクも半端じゃなく大きいです。
この記事を読んで学び、クロス取引の安全なやり方だけは学んでいきましょう!
注)クロス取引は、証券会社は認めてくれていますが推奨はされていない方法です。
あくまで株主優待を得るための手段として使うようにしてください。
いずれ禁止になる可能性もありますが、その時は今まで許してくれたことに感謝をし、文句を言うのはやめましょう。
株主優待が欲しい銘柄の株を売り買いする
ではこれから、画像付きでクロス取引のやり方を説明していきますね!
まず、権利付け最終日より前に、現物買いと信用売りの注文を同時に発注します。
ここで同時に発注しないと最終的に損をする可能性もあるので注意してください!
今回は1月の株主優待銘柄である、「ベステラ」を実際に現物買い、信用売りしてみたいと思います。
今回は楽天証券のiSPEEDのスマホ版を使いながら解説していきます。
注文の流れ
さて、注文の流れです。
今回は1月の株主優待の権利付け日が1/27なので、1/26の夜にこの作業をしています。
この作業ができる時間は色々あるのですが、市場が開いていない時かつ権利付け最終日より前にやるのが良いと思います。
※注)この作業は寄付前(権利付最終日の朝9時)までにやるようにしてください。
取引を日中の取引可能時間(いわゆるザラ場)にやると不正に価格を変動させる仮装取引と認識される可能性があります。
楽天証券のアプリで注文する場合、仮装取引になる可能性のある取引ではエラーが出るようになっているので、売り注文と買い注文がどちらもできたら大丈夫です!
まずは現物買いからやってみましょう!
現物買いのやり方
現物買いの時に注目するポイントは、1枚目の図にて赤丸で囲われている、「成行」と「寄付」です。
株数は株主優待がもらえる単元を入力してください。
大体100株ですが、一応確認してから株数は入力してください。
※この時、NISA口座を選択すると、現渡ができなくなりますので、
絶対に選択しないでください。
用語説明
寄付:株の取引き時間になった時の最初の取引価格のこと。
成行:値段を指定せずに注文する方法。その瞬間の注文で最もお得に購入することができる。
信用売りのやり方
さてここからはハードルの高い信用売りです!
「注文の流れ」の画像の信用新規を押します。
今回はより簡単にということで、前日でも在庫が残っていやすい制度信用で取引を行いましたが、余裕があったら「一般 14日」の方が手数料安くてお得です。
寄付注文は現物買いと同様ですね。
ここまでできたらあともう一歩!最後にひと手間かけてお得に株主優待をゲットしちゃいましょう!
用語説明
制度信用:一言で言うと株の又貸しです。6ヵ月という比較的長期で取引できる代わりに逆日歩という手数料が発生します。
詳しく知りたい方はこちらへ→信用取引の「制度信用」と「一般信用」の違い
注)ここでエラーがでた場合、寄付を選択し忘れていませんか?
寄付にしない場合は金融商品取引法に抵触する恐れがあるため、楽天証券のアプリ側でエラーがでるように設定されています。
ここまでで注文ができたら大丈夫です!頑張ってください!
権利落ち日以降に現渡をする
さて、最後のステップです!
これは権利付け最終日中の15時30分以降に行ってください!
現渡する数量を指定します。
元々保有している株でなければ「全て指定」のボタン1タップで大丈夫です!
そして最後に暗証番号を入力すれば…全て完了です!お疲れ様でした!
最後に
今回説明したやり方は、クロス取引初めての方でもうまくできるようなやり方を選んで解説しています。
慣れてきたら一般信用の14日分がまだ残っている時にやってみるとさらにお得になるかもしれませんが、現渡までの期間が長く、忘れるとかなり悲惨なので、慣れるまでは前日にすることをオススメします。
皆さんも、クロス取引をうまく使って快適な株主優待ライフを送りましょう!
では、すとりごでした。
注)クロス取引は、証券会社は認めてくれていますが推奨はされていない方法です。
あくまで株主優待を得るための手段として使うようにしてください。
いずれ禁止になる可能性もありますが、その時は今まで許してくれたことに感謝をし、文句を言うのはやめましょう。
コメント